2011年3月11日の震災以降、情報を得るために普段より多くのマスメディアに接してきました。特に震災からの約2週間は自宅待機を命じられていたため、家で終日テレビかラジオのスイッチをONにしていました。
そして東北地方の被災地や福島原発の様子を伝える映像やリポートを見聞きして、私が一番感じたことは、それがあたかも被災地や被災者の全てであるかのような伝え方をしていることでした。被災地の一つである福島県いわき市に住んでいる私は、身近に被災地と被災者に接し、その情報は間違ってはいないけれど「ほんの一部でしかないよね・・・」と何度もテレビに向かって呟きました。
今回の震災をきっかけに、改めてマスメディアから発信されてくるいろいろな情報を、今後、自分はどのように受取るべきかを考えています。 (大方 祥恵)
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