最近、振動(地震波)を扱うことが多くなってきました。過去の代表的な地震波で加振した際の機械・構造物の時刻歴応答を見るという感じです。良く出てくる地震波として、El Centro地震や神戸(阪神淡路大震災)地震、そして東北地方太平洋沖地震があります。それぞれ性質が異なり、大きい加速度が短時間に来る波だったり、比較的大きな加速度が長く続く波だったりします。この地震波の性質の違いによって、機械・構造物の応答が異なってくるようです。 最近扱った地震波の中で、3.11東北地方太平洋沖地震がありましたが、やはりあの地震は他の代表的な地震とも一線を画しているようです。高周波の成分を多く含んでいるらしく、他と違ったモードを誘起させるみたいです。振動の継続時間も異様に長いですし。想定範囲外の地震だったんだろうなと思います。 (2013.8.31津久井 英之) |