2010.7.12
講習会番号 | 10-002 |
タイトル |
柔軟マルチボディダイナミクス ─フローティングフレーム法 (FFR法) によるモデル化と定式化─ |
開催日時 | 2010年10月8日(金) 9:45-17:15 |
会 場 |
会場が「ゆうぽうと」から「㈱NST:セミナールーム」へ変更になりました。 ㈱NST:セミナールーム http://www.cae-nst.co.jp/ http://www.cae-nst.co.jp/co_info/access.html 東京都文京区小石川4-20-1 イトークリエイト小石川ビル 9F ・東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷駅」下車徒歩約7分 ・東京メトロ丸ノ内線, 南北線「後楽園駅」下車後,都営バス利用 「春日駅前」停留所乗車 → (7分) →「小石川四丁目」停留所下車 徒歩1分
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開催趣旨 |
自動車,列車,産業機械,建設機械,ロボット,宇宙構造物など各種機械構造物の製作では柔 軟体の構造・機構設計は欠かせません.これらの製作を設計段階で支援する技術として,駆動系 や制御系を含む構造・機構系を柔軟な多体系にモデル化して解析する柔軟マルチボディダイナミ クス(FMBD)解析が利用されるようになってきています.
この講習会ではFMBDの代表的な解法であるフローティングフレーム法についてモデル化法と 定式化法を学び,その応用例として3次元の梁,板,ソリッドなどを扱います.この方法を学ぶこと はすべてのFMBD勉学のスタートです.この講習会を受講することにより,振動・運動を含む柔軟 マルチボディダイナミクスの問題の運動方程式をFMBDで作成するための方法が理解できるよう になります.汎用FMBDのソフトを使用して現のモデル化と定式化を目指す技術者・研究者に最 適なコースです.
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コースレベル | 中級 |
題目・講師 |
第1講 9:45~10:00 講師 清水 信行 (いわき明星大学) はじめに; 講習会のオリエンテーション,FMBDの応用分野,可能性と展望などを学びます.
第2講 10:00~11:30 講師 清水 信行 剛体マルチボディダイナミクスの復習 ; 柔軟体に入る前に,剛体マルチボディダイナミクス 解析で学んだ位置と姿勢,速度,加速度,ニュートン・オイラー方程式,ジョイント拘束式 などを復習します.これらは柔軟マルチボディダイナミクスの学習にも大切な基礎的な知識 です.更にこれに加えて,数値解析技法を簡単に復習します.
第3講 12:30~14:00 講師 杉山 博之 (東京理科大学) フローティングフレーム法I ; 弾性体をモデル化する場合には,モデルの適用限界を含めた 理論的背景を 正しく理解することが重要です.そこで,はじめに,マルチボディダイナミクス 解析において弾性体をモデル化する種々の方法およびその特徴を解説します.さらに,汎用 機構解析コードで用いられているフローティングフレーム(FFR)法による運動の記述法(運動 学(キネマティクス))について詳説します.例題を通して理解を深めます.
第4講 14:00~15:30 講師 杉山 博之 フローティングフレーム法II ; FFR法による運動方程式を導出し,その物理的意味および特 徴を理解します.また,有限要素法のモードデータを機構解析コードへ取り込んで機構系の 弾性変形をモデル化するための理論的背景を学びます.これらにより,FFR法を用いて弾性 体をモデル化することの利点およびその適用限界を理解することができます.
第5講 15:40~17:00 講師 藤川 猛 (芦屋大学) FFR法は有限要素法を用いる方法であることからモード合成法,モード選択の影響などの知 識が必要です.ここではモード合成法,モード選択およびこれらの方法をFFR法に適用した 場合の特徴などについて学びます.汎用MBD解析ソフトRecurDynによる柔軟解析ルーチン R-FLEXを用いた事例解析の内容も学びます.
第6講 17:00~17:15 講師 清水 信行・杉山 博之・藤川 猛 講義に対する質疑・応答を行います.
※講義の合間に適宜,休憩を取ります.
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参加条件 |
講義の内容に満足していただくためには,マルチボディダイナミクスの初級レベルを学んでいる ことが前提で,次の条件を要求しています. (1)剛体マルチボディダイナミクスの基礎知識のある方
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定 員 | 30名 (申込み先着順により,定員になりましたら締め切ります.) |
開催最低人数 | 5人 |
聴 講 料 |
42,000円 (学生 20,000円)
※聴講料は開催日の1週間前までに着金するようにご送金願います.なお,開催中止の場合を 除き,聴講料入金後の取り消しのお申し出には応じられませんので,ご注意願います.
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教 材 |
講師が作成した教材を使用いたします.受講者は教材を開催日の5日前までにweb page https://motionlabo.com/からダウンロードできるように致します. 各自必ず持参して参加してください.
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申込方法 |
申込者1名につき,講習会申込書(添付ファイルのFAX用紙をお使い下さい) 1枚に必要事項を 記入して,FAX(0246-28-5548)で ㈱モーションラボ宛にお申し込みください. なお申込用紙はこちらからダウンロードできます.
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主催・連絡先 |
主 催:㈱モーションラボ https://motionlabo.com/ 連絡先:問合せは下記にお願いします. Tel : 0246-29-7183, E-mail : nshim@iwakimu.ac.jp, 清水 信行(いわき明星大学)
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