アメリカの次期大統領を選ぶ選挙があと一か月、11月3日に行われる。
共和党からは現大統領のトランプ氏が民主党からはバイデン氏が立候補している。評論家や学者が色々と分析して、両者の予想をしているが、結局良くわからないというのがただしいところのようだ。支持率では現在バイデン氏が上回っている様だが、トランプ氏がコロナウィルスにかかり10月2日に入院し、6日に退院した。そんなに早くなおるものなのか。何かトリックがあるのか。
注目すべきことはこのコロナ騒ぎで、トランプが一気に支持率を上げた、と評論家のコメントがあることである。強い人を好むアメリカ人の心理をうまくとらえているからである、と言うのが説明であるが、私には良く理解できない。
トランプ氏のコロナ対策は完全に失敗している、と言うより無策としか言いようがない。どうしていいのか分からない、と言う雰囲気を醸し出している。それにもかかわらず、一時、バイデン氏に差をつけられていたが、このところ盛り返している、と言うのが良く分からない。
郵便投票はトランプ氏に有利に働くようだ。これをめぐってもいろいろと両者に駆け引きがあるようだ。郵便投票の配送が遅れる要素も出てきて、今年中には勝敗が決しないかもしれない、とも聞いた。そうなるとトランプ氏に有利に働くらしい。アメリカの複雑さを見せつけられた感じがする。
この何でもあり、でカオス的な現象は国力の低下をたどる歴史の一こまなのか、それとも・・・。
どちらの候補が大統領になるかは日本にとっても大きな影響があるだけに他人ごとではいられない。ただ残念ながら良くわからない。今後も成り行きをウオッチしていきたい。
統計データ : 現時点(10/07)の新型コロナウィルスの世界の感染者数約3550万人、死者約100万人。
2020.10.07 清水