東北関東大震災5

 

 今日、3月26日に次男の息子の結納が無事に終わった。宮元家のお嬢さんと正式に婚約した。当然ながら我々がいわきから出向いて、宮元さんの家を訪ねた。指輪を環指にはめてもらった彼女はとても幸せそうだった。そして其の幸せを見る息子も嬉しそうだった。私達も一緒に幸せのおすそ分けをいただいた。この暗く厳しい年に、小さな幸せを迎えられた。2人に感謝したい。一生この年、2011年は忘れられない年となることだろう。

 ご両親は穏やかで、慎ましやかな日本人と見えた。お父さんは関西弁がそのままの温厚な人、お母さんは従順な人のようである。生活水準も我々と同じくらいなのでほっとした。これなら2人とも上手くやっていけるだろう。

 正式に結納の儀をする2人はしっかり者である。息子も彼女も準備に随分と時間をかけ心配事を乗り越えてきた。今日、ここで家族書を交わし儀式は無事、滞りなく終わった。いま我々もほっとしている。これから待っている苦難を乗り越え、楽しい幸せな家庭を築いていって欲しい。遥かなる我々の役目が終わりに近づいたことを感じた一日である。

 
(清水信行 東京 JR南流山駅 徒歩8分 レオパレスオネスティ)