お茶と着物と着付け

お茶を始めて5年くらいになる。いつかは着物を着てお茶のお稽古をと思っていた。
既にお茶仲間の何人かは、着付けにチャレンジしている。
昨年末から奮起して私も着付けを始めた。
手始にお姑さんの大島紬でトライした。自信がなかったので付け帯にした。
大島紬は生地が滑りにくく一人で着るのに扱い易いのである。
着付けというと高い授業料を払って習いに行くと想像される人も多いと思う。
私を含め何人かは、分かり易いと評判のYouTubeをみて着ている。
お茶の先生(と言っても中高の同級生だが)からは、「お茶は水屋などの作業をするのだから動き易いように着る。昔の人が毎日着物を着て生活していたように、気軽にきればいい。着方は人それぞれ。」と言われている。
先生のお勧めで、長襦袢は洗濯機で洗えるものにして、草履は裏底が運動靴と同じ素材でできてとても歩きやすいと評判の物を購入。両方ともネットで購入した。

昔は、着物屋さんが御用聞きのように家にやっていきた時代もあったそうだが、ネット社会が着物文化のハードルを下げてくれている。
着物YouTuberに批判的な人もいる。しかし、20年前は電子レンジで調理するなんて邪道だと言われていたが、今や電子レンジ調理はあたりまえになっている。
日本文化を大切にしつつ、自分なりに生活に取り入れたいと思う。
(菊池美奈)