IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP とは世界各国で開かれるIRONMAN TRIATHLONに参加して資格を得た選手だけが参加できる大会です。
競技内容は、SWIM 3.8km、BKE 180km、RUN 42.195km です。
今年は初の試みで男女を分けて開催されました。そのため女性の参加人数が大幅に増え、ラッキーなことに私も参加することができました。スイムは5歳刻みごとにスタートします。私は60~64歳枠ですが、人数が少ないので60~79歳まで一緒でした。さすが年の功、フローリングスタートでも待っている間、皆さん穏やかな顔。スタートしてもガツガツ泳ぐ人もなく、優雅に無駄なく泳いでいました。それでも速い人はめちゃくちゃ速い。周りの人の正確な泳ぎのおかげで、私は自己新記録で泳ぎ切りました。スイムの次はバイクです。50km程走ると長い自転車の列ができました。遥か遠くまで色とりどりのウエアを着た選手がつらなりとても綺麗でした。ハワイ島は活火山なのでバイクコースの左右には昔流れた溶岩の黒い塊が広がっていて不思議な景色でした。360度広がる青空に大きな白い雲が所々に浮かび大自然に囲まれている喜びを感じました。最終パートのラン。スタートしてしばらくすると美しい夕日に包まれました。フルマラソンと聞くとテレビでみるようなもくもくと走ることを想像するとおもいますが、IRONMAN TRIATHLONの最後のランは歩いている人もたくさんいます。よその国の選手に「きれいな夕日じゃない?」、「名前はなんていうの?」「また、一緒になったわね。」などと声をかけられました。楽しく走ったり、歩いたりしました。
夜11時近かったのですが、ゴール直前に息子や娘達が待っていて、「あと1マイル、頑張れ!」と声援をおくってくれました。またゴール後に彼らから色とりどりのレイをかけてもらいました。ハワイでは頑張った人にレイを贈る習慣があると地元の人から聞いて、昼間に用意してくれたそうです。
初めての家族と一緒の大会はとてもいいものでした。いつも応援してくれる家族に感謝します。
菊池美奈